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はぐらかしてばかりのきみの真実を、僕は見抜けなかった。

2010.06.07 *Mon


本当は何時だって怖いのだと、。







初めて、武器を握ったときのはなし。
随分重くて、僕は彼女に尋ねた。その武器は重たくないの、と。
彼女は少し、迷って。直ぐ慣れるわ。その、重さに。微かに笑みを浮かべた。細い手が髪を撫でた。

誰だって剣は重たくて、命はもっと重たい。護るためであれなんであれ、剣を取ればその重さは増すばかりで、けれど次第に慣れてしまう。刃の重さにも。背負う命の、重さにも。

幾度目かの戦争のあとのはなし。
敵であれ命を奪うことが辛くて、僕は彼女に尋ねた。辛くはないのと。
彼女は僅かに、瞳を揺らして。もう慣れたわ。淡々と呟いた。視線は一度も合わなかった。

能力者は皆、世界に害を与えるものを消すのが仕事だ。必要ならば滅ぼす。奪う。殺す。けれど一歩踏み違えれば、自らも害悪と変わりがないのだ。意志と、大義名分を失えば。


つい最近の、はなし。
彼女は唐突に口を開いた。私は怖いの。動くものの居なくなった廃墟の中で。それきり何も言わなかった。頬の血の跡が妙に生々しかった。

僕は未だに怖い理由が分からない。剣を持つことにも戦うことにも怯えない彼女が怖いものとはなんなのだろうか?


剣を取る事しか出来ない。知らない。その重さにも、背負うものにも慣れて。奪うことにも殺すことにも慣れて、命の遣り取りを好む自分。踏み違えてはいないだろうか。意志の元に戦っているのか、求めているのは護ること?それとも、快楽?
怖いなんていえない。でも、私は。私は、






( 何時の間に、慣れ切ってしまったの? )
( 正と負なんて紙一重 )

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月白・蒼衣

Author:月白・蒼衣
銀誓館学園高等部2年5組
魔弾術士×月のエアライダー

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